ナノファイバーの研究動向

1) 関連文献数の推移

図6 関連文献発行数の年別時系列グラフ
(JST サイトJ-GLOBAL より引用 参考URL: http://jglobal.jst.go.jp/)

現在インターネット上のデータベースによると、エレクトロスピニング法に関連する文献数は8,000 本を越えています。

図に示すように2006 年付近から急激に投稿数が増えてきており、近年では年間1,000 本以上の投稿が発表され研究が盛んに行われています。

2) 研究開発の動向

現在までにナノファイバーを用いた商材は高性能フィルターやマスク等に見られるようにその高い集塵率と低い圧力損失を利用したものがすでに開発されています。

図7 集じん装置とフィルターの構造(NEDO プロジェクト成果より引用)

図8 PGA/Collagenコンポジットナノファイバーから成る血管誘導再生医療用足場(NIMS ホームページより引用)

また再生医療分野においては足場材料としてナノファイバーの高い細胞接着性や多孔質性を利用したものが開発されています。

その他、近年ではナノファイバーと粒子を複合した材料での研究が盛んに行われ、双方の特徴を活かして上記の分野のみならず電極材料や分離膜材料、導電膜材料、センシング材料、創傷材料、DDS 材料、機能性食品材料、機能性衣服材料、機能性塗料材料等さまざまな分野での応用が検討されています。

【参考文献】